モグラの唄は東京アンダーグラウンドにコダマする|都営地下鉄大江戸線
- 2018.12.15
- 東京都交通局(都営線)

- 1. モグラの唄は今日も東京の地底世界で響き渡ります
- 2. 都営大江戸線駅別キャラクター
- 2.1. 都庁前
- 2.2. 新宿
- 2.3. 代々木
- 2.4. 国立競技場前
- 2.5. 青山一丁目
- 2.6. 六本木
- 2.7. 麻布十番
- 2.8. 赤羽橋
- 2.9. 大門(浜松町)
- 2.10. 汐留
- 2.11. 築地市場
- 2.12. 勝どき
- 2.13. 月島
- 2.14. 門前仲町
- 2.15. 清澄白河
- 2.16. 森下
- 2.17. 両国
- 2.18. 蔵前
- 2.19. 新御徒町
- 2.20. 上野御徒町
- 2.21. 本郷三丁目
- 2.22. 春日・飯田橋
- 2.23. 牛込神楽坂
- 2.24. 牛込柳町・若松河田
- 2.25. 東新宿
- 2.26. 新宿西口
- 2.27. 都庁前
- 2.28. 西新宿五丁目
- 2.29. 中野坂上
- 2.30. 東中野
- 2.31. 中井
- 2.32. 落合南長崎
- 2.33. 新江古田
- 2.34. 練馬
- 2.35. 豊島園
- 2.36. 練馬春日町
- 2.37. 光が丘
- 3. 大江戸の地中深くを掘り進む夢のモグラに満月虚し
モグラの唄は今日も東京の地底世界で響き渡ります
一回り小さいその車体、そしてものすごく深い地中でないと拝めないそのご尊顔、東京の地底世界を今日もせっせと動き回るモグラのようなこの路線、今日はこの都営地下鉄大江戸線をご紹介します!
大江戸線全線開通前の1999年にはこの地下鉄の名称が選考委員会で検討されて、愛称「ゆめもぐら」ということで一旦決定したんです。
ところが当時の石原東京都知事が、モグラなんて名前を首都東京の地下鉄の名前にするなんてまかりならんと直前で却下、結局都知事イチオシの「大江戸線」となったのです。
(選考委員会なんてそもそも必要なかったですよね。)
大江戸線の織りなすとても深くて広い東京の地下世界
この大江戸線、2000年に全線開通した新参者路線なんです。
ですので、とにかく駅がどこも地中深いところに有るんです。
六本木なんて地下49メートル、ビルに例えたらなんと地下7階の深さにあるんです。
まさにモグラなんです。
この都営大江戸線は新宿西口エリアにある都庁前駅を起点として東京都心をぐるっと循環し、さらに都庁前より西側は練馬まで直線運行する都心半循環路線なんです。
都心を環状に走る路線は何と言っても山手線ですね。
その点この大江戸線は新たな都心環状線としての役割をになっており、じわじわとその存在感を増してきている新興勢力路線なんです。
ですので沿線には比較的最近東京に出てきた企業や個人が多く住んでいるという印象があります。
もちろん古くからある既存の駅にも乗り入れてはいますが、大江戸線全体の中ではこれまで電車の駅が無くて陸の孤島だったようなところの駅が多くある印象です。
大江戸線を利用する際の心構え
とにかく駅が地中深い所にありますので、家から駅までの徒歩の時間だけではなく、駅についてからホームまでの時間を+5分くらい見ておいた方が無難です。
家もタワマン高層階、電車は大江戸線、なんて人はタワマンでは地上までのエレベーター待ち時間+5分と大江戸線ホームまでの時間+5分の合計10分を加算しておいたほうが安全ですよ!
また、それぞれの駅で詳細を記載しますが、他路線との乗り換えにもけっこう時間が多めにかかります。
更に、駅によっては同じ駅前でもいったん地上に出て移動する必要がある場合もありますので要注意です!
都営大江戸線駅別キャラクター
では、恒例のコーナーです。
違うかもぐら・・
と思っても、それは大江戸線ホームのように深いお慈悲で包み込んでください。
都庁前
モグラの寝床(大江戸線の中心)
こちら新宿西口の高層ビルエリアにある東京都庁、その地下にあるこちら都庁前駅こそ大江戸線の運行の中心駅となります。
厳密に言うと大江戸線は完全な環状線ではないので、始発と終点は光が丘ということになるのですが、この都庁前駅が大江戸線の路線展開の中心駅として存在しています。
この駅で、山手線でいう右回りと左回りに路線がわかれますので、行き先によってどちらに乗るかを間違えないように気を付けてくださいね。
それでは、都庁前から右回りで大江戸線の駅を順番に紹介していきますね。
新宿
こちら新宿は都庁前から右回りの一つ目の駅です。
多くの路線に乗り換えができますが、大江戸線ホームは地下とても深いところにあります。
どうか他社線への乗り換えには十分な余裕を(10分は)持ってください。
東京を代表する巨大ターミナル駅新宿については、後日専用ページで詳細をお伝えします。
暫しお待ちを!
代々木
こちらは総武線のページをご参照ください。
ここも総武線への乗り換えには10分は見ておいた方が無難です。
国立競技場前
オリンピックと日本代表戦だけ
まさに駅名のとおりです。
新国立競技場は2020オリンピック用に新たに建てられましたが、それ以外には本当に何も無い駅です。
JR中央・総武緩行線の千駄ヶ谷駅も地上に出てすぐのところにありますので一応は2路線使えます。
ホームから地上に出ると、巨大な国立競技場(だけ)が目の前に広がります。
莫大な総工費をかけて様々な利権が絡み事案化もしましたねえ。。
青山一丁目
銀座線のページをご覧ください。
ここも乗り換えには10分位見ておいた方が無難ですね。
深いところにあります。
六本木
日比谷線のページをご覧ください。
この駅の大江戸線ホームは、一番深い所にあります。
日比谷線に乗り換える場合には、エスカレーターやエレベーターの混雑を見越して15分くらい見ておいた方が安全と思うほど深いです。
もはや別の駅という印象があります。
麻布十番
南北線のページをご覧ください。
ここも深いですが、南北線も結構深いので、乗り換えは5分くらい見ておけば大丈夫でしょう。
赤羽橋
東京タワー第二のお膝元
東京タワーと言えば都営三田線の芝公園なのですが、その芝公園から徒歩3分くらいの位置にこの赤羽橋駅があります。
東京タワー以外には首都高速の高架と中・小規模のオフィスビルが立ち並ぶ都心の風景が広がります。
ここから南にまっすぐ徒歩15分ほどのところに、ラーメン二郎三田本店・慶応義塾大学三田キャンパスという位置関係になります。
大門(浜松町)
都営浅草線のページをご覧ください。
乗り換えについては5分ほど見ておいた方が良さそうですね。
汐留
電通・日テレタウン
駅を出ると巨大ビル群とエンタメ施設が一体となった未来都市のような光景が広がります。
この駅は比較的浅い位置にあるので地上まではすぐに出られます。
汐留の中心となるのが電通と日テレの本社ビルです。
その他にはANAやPanasonicそしてソフトバンクもこのエリアにありますね。
カレッタ汐留は観光スポットとしても人気があるので、夏・冬休みシーズンには色々なイベントが行われています。
また、グルメスポットとしても数々の美味しいお店が出店していますので一見の価値ありですよ!
ちなみに、新橋駅までは徒歩5分位なので、汐留=新橋と思って間違いはありません。
ゆりかもめ線にも乗り換えできますので、お台場方面に行く方はここで乗り換えできますよ。
築地市場
築地駅の弟分
こちら日比谷線の築地駅とは別の駅ではありますが、築地市場に隣接した駅となります。
築地の場外市場は豊洲移転後もこちらにあるので、観光客の方はこちら築地市場駅か日比谷線の築地駅が便利です。
銀座から散策がてらに歩くのも楽しいものです。
勝どき
シーサイドタワマン?いえ団地エリア
タワマンなのか団地なのか、海沿い(海中?)に広がる高層住宅群がこちら勝どきです。
この勝どきですが、最近ではいったい何の商売をしているのやら?という層が急激に増えてきた印象です。
都心のタワマンエリアや豊洲には手が出ないけど勝どきなら、ということで流れ着いてきたのでしょうか?
まあ、銀座にも近いし、それなりのステータス感は得られると思って勝どきに流れてきたのでしょう。
意外とリーズナブルな物件も点在しているので、じっくりと探せば掘り出し物もあると思います。
月島
有楽町線のページをご覧ください。
門前仲町
東西線のページをご覧ください。
清澄白河
半蔵門線のページをご覧ください。
森下
都営新宿線のページをご覧ください。
両国
総武線のページをご覧ください。
ちなみに、JR線への乗り換えのためにはいったん地上に出る必要がありますので、別駅と考えた方がいいですね。
乗り換えには10分は見た方がいいですよ。
蔵前
都営浅草線のページをご覧ください。
こちらも都営浅草線の蔵前駅からは徒歩6分くらい離れています。
別駅と思っておいた方が間違いないでしょう。
乗り換えには10分は見ておいた方が安全です。
新御徒町
上野の住宅密集エリア
上野エリアの中でも新御徒町駅周辺は住宅エリアとなります。
下町によくある密集型の街並みで、上野と御徒町の中心まで自転車なら5分くらいで行ける便利なエリアです。
大江戸線沿線に通勤・通学先があるならここはおすすめの居住地ですね。
写真にある「佐竹商店街」という庶民的な商店街があるので安くてよいものが多く手に入りますよ。
お値段も都心の割にはリーズナブルな設定なので穴場です!
上野御徒町
上野というより御徒町
駅名は上野御徒町ですが、地上にでてすぐのところはJRの御徒町駅前です。
アメ横や貴金属品問屋街の近くなのでかなり賑わっています。
上野駅は徒歩の場合10分以上歩くので上野ではなく御徒町であると理解したほうが良いですね。
住むには少々うるさいかなあという印象です。
それが気にならないのであれば、利便性はかなり高い街ですよ。
本郷三丁目
丸の内線のページをご覧ください。
こちらも丸の内線への乗り換えには10分は見ておいた方が安全ですね。
春日・飯田橋
都営三田線のページをご覧ください。
同じく乗り換えには10分は見ておくことをおすすめします。
牛込神楽坂
神楽坂上の雅なエリア
こちらは東西線の神楽坂とは別の駅です。
東西線神楽坂からは10分くらい離れています。
神楽坂のちょうど坂上くらいなのですが、観光スポットとしての神楽坂というよりも、オフィスビルの多いエリアに位置していますので、あまり観光客はみかけないですね。
家賃は高いものが多いですが、一人暮らし用であれば手の届く範囲のものもありますのでじっくり探すことも良いかもしれません。
牛込柳町・若松河田
都心型密集住宅地
昔からこの地に住む人が多い住宅エリアです。
新宿区といっても、その繁華街のイメージは皆無で、静かな住宅地といった雰囲気です。
ただし、住宅同志はとても密集しており道路は極めて狭いので、窮屈感は否めないですね。
また、大江戸線が通る前まではまさに陸の孤島であったため、大江戸線がもし止まってしまったときの代替交通手段は本数の少ないバスかタクシーとなります。
東新宿
副都心線のページをご覧ください。
新宿西口
新宿駅内移動?
大江戸線には新宿駅周辺に駅が3つあります。(新宿・新宿西口・都庁前)
この3つはまさに新宿駅構内を循環しているようなイメージなんです。
この新宿西口は文字通り、西口の思い出横丁や西武新宿駅には便利な駅です。
さすが都庁のお膝元なので、都営地下鉄のサービスも手厚いですね!
都庁前
そして、都心をぐるっと一周した大江戸線はこちらモグラの寝床に帰ってくるわけです。
ここからはその西、練馬光が丘方面への沿線をご紹介しましょう。
西新宿五丁目
新宿区西の辺境
このエリアはちょうど中野区との境目になります。
都庁からは徒歩で15分くらいなのですが、住宅地が以外にも多い地域なんです。
もちろんオフィスビルも多くありますので、けっこうごちゃごちゃしていますが、新宿の高層ビル街に住んでいると言いたい人にはおすすめですね。
意外と掘り出し物のリーズナブルな部屋がありますよ。
中野坂上
丸の内線のページをご覧ください。
東中野
総武線のページをご覧ください。
中井
新宿に近いけど庶民の味方
こちら中井は下町感漂う庶民的な住宅街です。
新宿まですぐなのに、この生活感のある雰囲気はけっこう貴重な存在ですね。
治安も良いので女性にはかなりおすすめできますよ。
西武新宿線も利用できるのでそれがまたうれしいですね!
落合南長崎
大江戸線沿線狙いのファミリー層にはイチオシ
駅前には大型スーパー、そして徒歩10分で西武池袋線の東長崎駅も使える治安の良い街です。
ただし、ファミリー層メインの街なので飲食店はチェーンのファミレスなどが中心で飲みに行く場所はほぼありません。
ファミリー向け物件も多く、都心にものすごく近いわりには家賃もそこそこリーズナブルです。
ファミリー層におすすめの街ですね。
新江古田
幹線道路と住宅街
環七通りと目白通りに挟まれているので、車の騒音が少し気になる街です。
といってもひとつ路地裏に入れば、まあ耐えられますが、静かさを重視する方にはちょっとあれかもしれませんね。
西武池袋線の江古田駅まで徒歩12~13分なので2駅使えるのは便利ですね。
江古田駅前ならスーパーからちょっとした商店街もあるので買い物には困りません。
物件もファミリー向けから一人暮らし向けまで幅広く、家賃も比較的リーズナブルですよ。
練馬
練馬の中心で愛を叫ぶ
練馬区の中心がこちらです。
東京メトロ有楽町線・副都心線に乗り入れる西武池袋線・西武有楽町線、としまえん方面へ向かう西武豊島線、都営地下鉄大江戸線の複数路線が使えます。
ですので、新宿や池袋まで15分程度で行くことができ、渋谷や六本木、有楽町、豊洲、横浜といった主要地域にも乗り換えなしで移動できるので、通勤はもちろん、休日の買い物やお出かけも快適です。
また、西武バス、京王バス、国際興業バスをはじめバスも複数路線が走り、本数も多く、高円寺や中野など中央線沿線へのアクセスも便利です。
ただし、駅前は少しごちゃごちゃしていて、細い道に車がビュンビュン走るイメージです。
古くから練馬に住む人もこのあたりには多く、駅前には大型ショッピング施設もあり生活には困ることがありません。
あと、練馬区全般に関して、夏は都心よりも少し気温が高いです。
内陸で空気がこもりやすいためだそうですが、暑いのが苦手な方は要注意ですね。
豊島園
今は亡きとしまえん遊園地
2020年8月でその94年の歴史に幕を下ろしたとしまえんの街です。
長年都民の憩いの場、家族の思い出づくりの場所として愛されてきました。
住む場所としては、静かな住宅地が広がるエリアなのですが、大手スーパーが無いので結局一駅前の練馬まで出ないといけないのが気になるかもしれません。
練馬春日町
練馬大根のふるさとのような街
こちら練馬春日町は住宅地と田畑が広がる、まさに練馬大根のふるさとのような街なのです。
東京23区内でも珍しい農産物直売所などもちらほら見かけるようなのどかな街です。
また、高層住宅よりも一軒家の割合が高そうな、これまた東京23区っぽくない雰囲気を醸し出しています。
自転車で10分くらいで西武有楽町線の平和台駅なので、2駅使うことも可能です。
ファミリー層におすすめの街ですね。
光が丘
大江戸線の真の始発は巨大団地街だった
そうなんです、大江戸線が全線開通するまでは、ここ光が丘から練馬の間を往復するミニ路線だったんです。
この光が丘団地は高島平団地に次ぐくらいの大規模団地で、多くの人たちが住んでいます。
元々は丘陵地だったので、その名残として意外にも緑の多いエリアなんです。
もちろんファミリー層が主体なのでスーパーやドラッグストアやファミレスが駅周辺にそこそこ有ります。
ただし、土日はこの大規模団地の住人達でごった返すのでけっこう混雑します。
家賃はリーズナブルなものがメインなのでお財布にも優しい街ですね。
大江戸線の始発というメリットを活用して通勤・通学したいファミリー層には最高の場所です。
大江戸の地中深くを掘り進む夢のモグラに満月虚し
夢もぐら、ではなく大江戸線どうでしたか?
光が丘から練馬部分に関しては30年以上の歴史があるのですが、それ以外の部分については新しい路線としてのイメージですよね。
その分この沿線にはまだまだ発見されていない新たな魅力も眠っているはず!
日の当たらない地中深くには、きっとお宝が眠っていることでしょう!
その夢を信じて希望のモグラは今日も行く!
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