パンチパーマとリーゼントのチバラギ鉄道|JR常磐線
- 2018.11.10
- 東京JR路線

パンチパーマとリーゼントとボンタンが馴染む常磐線
つっぱりハイスクールロケンロー!
金八先生
21世紀、令和となった今では懐かしい光景ですね。
そんな昭和のノスタルジーを垣間見ることができるこの常磐線、個人的に大好きです!
常磐線を誤解しないでください
ちょっと待ってください!
決して常磐線の車内や沿線が今でもこんな荒くれ者の巣窟だと言ってるんじゃないんです。
古き良き昭和の残りがを感じることができる味わい深い路線だと言っているんです!
何事も時が経てば文化として歴史に刻まれて後世に伝えられていきます。
ヤンキー文化というものも、賛否両論あると思いますが、当時の日本社会の世相を反映した貴重な文化的な財産と言ってもいいのではないかと私は思っています。
そのような文化的財産を現代でも、ある意味しっかりと色あせずに受け継いできているのが、チバラギ(千葉・茨城)であり、特にこちらの常磐線沿線なんだと私は思うんです!
最近のSNSによるイジメや出会い系アプリなんかで多発している陰湿で悪質な犯罪の数々を目にしていると、昭和のヤンキー世代の方がまだ潔かったと私は思うんですよねー・・。
常磐線とはそもそも?
そんなJR常磐線ですが、東京の日暮里から東北東の方向へと伸びる、終点は仙台という長距離路線なんです。
もっとも、首都圏に限定すれば日暮里から土浦が一区切りとなってきます。
こちらの常磐線は、かれこれ40年以上前から東京メトロ千代田線との相互乗り入れをしているため、千葉県・茨城県から都心へ通勤客を運ぶ重要な路線のひとつなんです。
最近は、上野東京ラインといって、常磐線快速から東京駅・品川駅まで直通で乗り入れるようになたので便利さも格段にアップしました!
沿線は概ね住宅地と田園風景、そして日本を代表する一級河川利根川と汽水湖の霞ケ浦というとてものどかな地域でもあるんです。
常磐線沿線の駅別キャラクター
それでは恒例の駅別キャラクター分析です。
沿線住民の皆さん、いつもいつものことですがこれは私の個人的見解です。
違うっぺ!と思っても、そこは空よりも広い心でひとつ穏便に。
土浦
つくばコンプとレンコンだッペよ!
ということで、まずは常磐線首都圏路線の最東端の土浦です。
名産のレンコンと、近年つくば市に茨城県南部のセンターポジションを奪われて駅前は随分閑散としてきました。
とはいえ土浦駅周辺は埼玉の大宮駅と似たようなかんじなのでそこそこ便利な街ですよ!
都内まで通うには、東京駅までは快速で1時間15分ほどかかりますので、まあ可能です。
通勤ラッシュは結構なレベルなのでその点はご注意を!
荒川沖・ひたち野うしく・牛久
牛久大仏さまのお膝元
世界最大、地上120Mの牛久大仏様がこの田園と霞ケ浦の街を見下ろします。
荒磯親方・元横綱の稀勢の里関は牛久の出身ですね。
ひたち野うしく駅周辺は、最近は宅地開発が進んで色々なショッピング施設が出店ラッシュですね。
そこそこ便利だけど、のんびりと常総ライフを送ることができます。
佐貫・藤代
田園のど真ん中
ほんとこんな感じです。
商店も少なく、駅からのバスも結構早い時間に終わるので車は必須ですね。
のんびりと、夏は蛍を見ながら暮らしたい、なんて人には格好の場所ですよ!
取手
自称千葉県民
隣の天王台駅は千葉県ということで、茨城県取手市民は千葉県民としての意識が高いんです!
実際に千葉県民のように、都心への通勤者が多く、なんといっても取手始発の千代田線乗り入れの電車があるので座って通勤できる確率がかなり高いんです!
ただしこちら取手も、つくばエクスプレスの開通にともない茨城南部主要都市のポジションを奪われて最近では閑散としてきていますね・・。
天王台・我孫子
他称茨城県民
天王台からは千葉県の我孫子市になります。
ということなのですが、沿線千葉県住民からは茨城県民と思われているのがこの2駅です。
駅周辺には中・小規模のスーパーや飲食店がありますが、その他は静かな住宅地といった感じです。
我孫子駅からは千代田線直通の常磐線各駅停車の始発も出ているので、都心まで座っていくことも可能です。
けっこう高齢者の割合が高いので、静かに暮らしたい人向きの街ですね。
北柏・柏・南柏
北総の組長柏と南北舎弟
柏は北総(千葉県北部)の中心として発展してきたかなりの大都市です。
「千葉の渋谷」なんて言われていますから、駅前は有名デパートから大型商業施設が目白押しです。
その親分の北と南には柏の子分(北柏、南柏)が取り巻いています。
ただし、松戸というこちらも北総の組長と言われる都市がすぐそこでギラついています。
北総の柏一派か松戸一派か、この柏松戦争の終結はいつになることやら・・。
都心のベッドタウンとして長年発展してきたので、住人の多くは都心に通勤通学しています。
北小金・新松戸・馬橋・北松戸
松戸一派の子分たち
北総の組長の座を争う二大勢力の1つ、松戸の傘下にあるのがこちらの4駅です。
といっても、沿線は一般的な住宅街でファミリー層が多く住んでいます。
駅周辺には中~大型のショッピング施設もあるので住み心地は良いですね。
都心への通勤も1時間かからない位です。
ただし朝夕のラッシュは結構すごく、まず座れないのでその点は覚悟が必要です。
松戸
北総の組長はワシじゃ!
すぐ隣の駅は東京都葛飾区ですし、駅前の発展具合も柏に負けじと劣らず、松戸こそ北総の中心都市と言っても誰もが納得するでしょう。
ただし松戸に住むなら家賃も変わらない隣の東京都葛飾区に住むことを選択する人が増えてきたため、北総の組長の地位は柏に傾きつつある昨今です。
とはいっても、やはりそれなりの北総大都市のひとつなので駅前はかなり栄えています。
超有名なつけ麺屋さん「とみ田」の本店はこちら松戸駅前にあります。
そのほかラーメン二郎松戸店や美味しいラーメン屋さんがひしめき合うラーメンタウンでもあるんです。
松戸駅には新京成電鉄も通っているので、千葉市方面や成田空港方面にも便利ですね。
金町・亀有
THE・東京下町・こち亀の街
金町からは東京都葛飾区となります。
江戸川、中川、新中川、下町を流れるのどかな河川には今日も夕日が沈みゆく。
その脇をチリンチリンと自転車で走る両さんの姿。
亀有駅前には両さんの銅像があちこちにあるんですよ!
下町風情に溢れた人情の2駅です。
亀有の駅前にはアリオ亀有という巨大ショッピングモールがありますし、ここまで来れば都心までの通勤も40分程度なので朝のラッシュもなんとか耐えられる距離かと思います。
家賃も都内にしては安い方なのでうれしいですね。
綾瀬
コンクリ事件は過去の話
物騒な事件は過去の話。
最近では自治体をあげてのイメージアップ作戦が功を奏し、以前のようなイメージはほぼ有りません。
ただし、女性の一人暮らしであれば近隣の亀有か北千住のほうが良いのかなと個人的には思います。
まあ、家賃は都内23区の中で一番安いといってもいいくらいのお値打ち価格です!
北千住
超巨大下町ターミナル駅
じつに5路線が乗り言える東京下町の巨大ターミナル駅がこちらの北千住駅です。
JR常磐線・東京メトロ日比谷線・東京メトロ半蔵門線・東武スカイツリーライン・つくばエクスプレス。
これらを自在に乗り分けられるので超便利です!
しかも大手町や銀座まで30分弱、新宿・渋谷も45分弱というアクセスの良さ!
これまでは、足立区北千住といえば、あまり近づきたくない街のひとつだったのですが、近年では駅前の大規模再開発も進み、東京藝術大学など名門大学のキャンパスが増えたりと、目覚ましい発展を遂げている街です。
駅前には複合型商業施設やデパートも有り、全ての買い物が北千住で完結するといってもいいでしょう。
治安もかなり良くなってきましたし、家賃も都内では安いほうなのでけっこうおすすめの街ですよ!
南千住・三河島
荒川のひっそり下町
南千住からは東京都の荒川区です。
隣の大きすぎる北千住の陰にたたずむひっそりとした下町です。
最近は徐々にタマワンなども増えてきましたのでそれなりの活気はあります。
ちなみにこちらは南千住駅前です。↓
ちょっと強面の人たちもいるので、抵抗のある人は一度下見してからのほうがいいですね。
都心までは本当にすぐなので(30分かからないくらい)通勤通学には超便利です!
日暮里
こちらはJR京浜東北線のページに詳しく書いていますのでご参照ください。
山手線もこの日暮里駅を通っていますので、もはやここは都心といってもいいでしょう。
上野
こちらも京浜東北線のページで紹介したので割愛しますが、常磐線のみならず、東北へ往来する列車の終着駅がこちらです。
そして、上野東京ラインの常磐線快速は東京駅、品川駅へと向かってその先を走っていくのです。
チバラギ都民も居心地がいいものです
いかがですか?
常磐線沿線。
ほっこりしませんか?
両さんや昭和ヤンキーなど、古き良き(?)日本の文化の面影を未だに残したこちら常磐線沿線は、ひょっとしたらあなたの地元と同じ雰囲気がするのではないでしょうか?
東京砂漠の中にはこのようなオアシスもあるんですね。
常磐線が私たちに感じさせてくれるもの、それは日本人のこころの故郷なのかもしれません。
リーズナブルな物件探しと引越しはこちら
気になる街はありましたか?
実際にその街の物件がいくら位なのか気になったら、こちらのページで探してみてください。
↓↓↓↓
東京どこ住む限定のスペシャル価格でご利用いただけます。
-
前の記事
湘南駅弁電車で東海道五十三次|JR東海道線 2018.10.22
-
次の記事
港のヨーコ横浜横須賀房総(暴走?)快速|JR横須賀・総武快速線 2018.11.12