首都圏最悪ラッシュのツートップの一角|東急田園都市線

首都圏最悪ラッシュのツートップの一角|東急田園都市線

首都圏最悪ラッシュツートップをになう!

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無計画な沿線開発、それは後に繰り広げられる地獄絵図の温床。

そのことに誰も気づくことが無かったのでしょうか?

いや、気づく余裕など無かったのではないでしょうか?

まるで処刑場に護送されるかのようなあまたの社畜が銀色の長方形の箱にすし詰めとなって毎朝都心へと向かう光景。

さながら現代のホロコースト・・。

途中で力尽きて搬送される社畜もこの路線では日常茶飯事、誰も見向きもしません。

首都圏ラッシュアワー混雑率ワースト1の座には東西線が君臨しています。

そしてワースト2の常連がこの東急田園都市線です。

 

しかし、その混雑率が続く運行距離を鑑みた時に状況は一転します。

そうです!

この東急田園都市線こそ「密度×距離×時間」の点においては間違いなく首都圏ワースト1路線なのです!

テレワークや時差通勤が普及したとはいえ、それでも毎日早朝から出勤し深夜に退勤する人々がとりわけ多い路線のように思われます・・。

 

中央林間から渋谷の先まで全長40キロのカオス

この田園都市線は神奈川県中部の大和市にある中央林間から東京の渋谷を結ぶ全長31キロの路線です。

渋谷→池尻大橋→三軒茶屋→駒沢大学→桜新町→用賀→二子玉川→二子新地→高津→溝の口→梶が谷→宮崎台→宮前平→鷺沼→たまプラーザ→あざみ野→江田→市が尾→藤が丘→青葉台→田奈→長津田→つくし野→すずかけ台→南町田グランベリーパーク→つきみ野→中央林間

渋谷から先は東京メトロ半蔵門線直通となるため、実質都心中枢部の大手町までの全長40キロが全貌となります。

さらにその先は東武伊勢崎線という超長距離路線なんです。

沿線には、多摩地区屈指の上品な住宅街である宮前平や、世田谷お洒落マダムタウンの二子玉川、そしてトレンドを担う最先端の若者の多い三軒茶屋といった街が顔を連ねています。

その点はこの田園都市線のお洒落で上品なイメージを醸し出した明るい側面と言えるでしょう。

しかし、輸送という側面からは話が違って来ます。

この田園都市線沿線の途中駅には数カ所他路線との乗り換え駅があるものの、ひたすら乗ってくるだけで殆ど降りる人はいないのです。

 

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つまり、この状況は小田急線とも似ているのですが、田園都市線の場合は小田急線ほどの混雑対策が進んでいないのです。

朝のラッシュ時には各駅停車と準急しか無く、それ以外の時間帯は急行と各停のみ2種類の運行種別しかありません。

準急に乗ってもノロノロすし詰めミートローフ状態、各停に乗っても更にノロノロすし詰めミートローフ状態という八方塞がりの路線なのです。

 

「田園都市線 混雑��画�検索�果

 

そもそも人間が好んでこのような状態にするわけが無いと思いませんか?

・・・これには、とっても深いわけがあると私は思うのです・・。

 

田園都市線沿線にマイホームの夢を見た団塊世代

田園都市線沿線の宅地開発が始まったのが昭和50年代前半です。

高度経済成長からバブル期へと移りゆく日本の中で、その主役となった日本の企業戦士達はマイホームを夢見て猛烈に働きました。

そんな富める中流層が爆発的に増加する中、神奈川県中部の多摩丘陵から相模原台地にかけた未開の地が彼らの新たなる安住の地として開拓されたのです。

この凄まじい開発において、都心への輸送キャパシティについては何も考えていなかったことは明らかです。

とにかく作れ!建てろ!増やせ!そうすれば売れる!

敗戦の焼け野原から30年、日本人はがむしゃらに働いて奇跡の復興を成し遂げました。

1980年代には世界経済のトップに君臨するまでに上り詰めました。

そんな命をも顧みない日々の営みの中で50年先、100年先のことまで考えることが果たし出来るだろうか?

その深い問いかけこそが、田園都市線カオスの根源だと私は思うのです。

 

田園都市線駅別キャラクター

それでは恒例のコーナーに行ってみましょう。

いつものことですが

違うんじゃないでちゅかー

 

と思っても、その大ラッシュで鍛えた忍耐力で耐えてください!

 

渋谷

田園都市線の始発であり終点がこちら渋谷です。

渋谷については専用ページで後日じっくりご紹介しますのでお待ちください。

ホームは地下ホームとなり、東横線の隣になります。
車体のデザインもそっくりなので、乗り間違えには要注意です。

渋谷から先は東京メトロ半蔵門線に直通となるので、表参道や大手町方面に行く方はそのまま乗っていてください。

 

池尻大橋

246沿い排ガスと暴走自転車天国の始まり

 

渋谷を出て一駅目、こちら池尻大橋は国道246号線沿いにある高級住宅地です。

駅を出ると目の前には国道246号とその上を走る首都高速の高架が視界を遮ります。

そして、ぼーっと246沿いを歩道歩いていると猛スピードの自転車に轢かれそうになります。

ここから用賀まではこのような光景が広がるのですが、この暴走自転車だけには用心してください。

246(ニーヨンロク)沿いの暴走自転車については一時期大問題となってテレビでもしばしば報道されていました。死亡事故も起きています。

ブレーキの付いていない自転車に乗っているような狂った人間もたまにいるそうなので本当に危険なんです。ちなみにそれ違法ですからね。

今では件数は減ったものの、一定数そのような暴走自転車に乗る馬鹿者がいますので気をつけてくださいね。

駅前には小さなスーパーとコンビニくらいしかありませんが、渋谷まで一駅ですしこのエリアの中心街である三軒茶屋も一駅なので買い物に困ることはないでしょう。

芸能人の間で最近ブームになっている三宿(みしゅく)というエリアは、ここ池尻大橋が最寄り駅です。

全体的に家賃相場は高いですが、一人暮らし用であればそこそこお手頃の物件もありますよ!

 

 

三軒茶屋

三茶カルチャーの中心地

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三茶と書いて「さんちゃ」と読みます。

三軒茶屋とは言わずに大体みんな三茶と言いますね。

この街は下北沢と並ぶ世田谷区の若者カルチャー発信地なんです。

下北ほどのおしゃれな感じはありませんが、サブカル信奉者的な若者からタレントや役者まで、日本のカルチャーシーンに影響をもたらすそうな人たちが多く住んでいます。

駅前も開けているので大型スーパーから商店街や飲食店など何でも揃うのでとても便利です。

また、カワイイ路面電車「東急世田谷線」も乗り入れています。

上京したての若者はこちら三茶に住む人もかなり多いですね。

ここも一人暮らし用の物件ならお手頃なものも有りますので探してみてください。

 

駒澤大学

駒澤大学と駒沢公園の街

駅名の通りの街です。

駅を出て5分も歩けば駒澤大学のキャンパスと駒沢公園という大きな公園があります。

渋谷から用賀の中では一番緑の多い閑静なエリアですね。

学生街といった雰囲気は皆無です。

駅前には小さなスーパーやコンビニ程度しかありませんが、三茶に出ればなんでも揃うのでそこまで心配しなくても大丈夫です。

予算に余裕のあるファミリー層ならこちらか二子玉川に住むのが良いかと思われます。

 

桜新町

サザエさんの街

サザエさんファミリーはこの桜新町に住んでいるという設定なんです。

作者の長谷川町子さんが長く住まわれた場所としても有名ですが、とても閑静な住宅街なんですよ。

駅前には桜新町商店街という下町のような商店街が広がっていますし、小さめのスーパーなどもあるので生活は便利です。

ただし、街全体が結構密集しているのが少し気になるところです。

こちらも余裕のあるファミリー層にはおすすめの街ではあります。

 

用賀

東名高速の出入口

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用賀インターと言えばピンとくる方も多いと思います。

そうです、東名高速の用賀インターがこちら用賀です。

それ以外に特に特徴は無い住宅街ですが、なんと言っても世田谷区の高級住宅街の一角です。

ただし、一人暮らしであれば三茶や二子玉川の方が住むには便利かと思います。

 

二子玉川

ニコタマダムのお庭

ここ二子玉川に住むおしゃれなマダムのことを「ニコタマダム」なんて言うようになって10年くらいになりますかね?

二子玉川のことを略して「ニコタマ」と言います。

タマタマのように聞こえるのを嫌って女性はあえて「フタコ」と言う人も最近では増えてきました。(その方がHに聞こえるのは私だけ?)

ちなみに、フタコでフタゴとは濁らないのできをつけてくださいね。

多摩川沿いの世田谷区の西の端には優雅でオシャレなマダム達がたくさん暮らしているのです。

駅前というか駅ナカには大きなモールが広がっているので何でも揃いますし、5分も歩けば高島屋デパートが有ります。

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多摩川のほとりをベビーカーを引きながら優雅に散歩したり、ゴールデンレトリバーを連れて川沿いを散歩する光景もニコタマを象徴するような光景です。

あとは楽天の本社がこの二子玉川にありますよ。

ここは比較的裕福なファミリー層と一人暮らし世帯が半々くらいの割合で暮らす街です。

お値段はそれなりに高いですが、駅からバスで10分位のエリアなら少しお安い物件もありますよ。

二子新地・高津

対岸の別世界は川崎市

二子玉川から先は多摩川を越えて川崎市の二子新地、その先が高津となります。

完全に世界は切り替わり、ここからは川崎の下町となります。

家賃もかなり下がりますので、ニコタマを便利に利用しつつ安く生活したい方にはお勧めします。

駅前にはそこまで大きな買い物施設はありませんが、ニコタマに出ればすぐに解決します。

 

溝の口

田園都市線川崎エリアの中心

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こちら溝の口は沿線川崎市の中心に位置します。

結構古くからの住宅街なので、駅前には商店街や丸井や飲食店が軒を連ねます。
JR南武線も乗り入れていますので、川崎駅や登戸や立川方面に出ることも可能です。

ファミリー層が中心の街ですが、交通の便が良いので一人暮らしの方もそこそこ住んでいる街です。

一人暮らしで都心に通勤・通学するなら溝の口以北をおすすめします。

梶が谷・宮崎台・宮前平

川崎ブランド住宅街

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川崎市の中でもここ3駅周辺はそれなりのブランド住宅街です。

特に宮前平はバブル期には億ションや大邸宅が多く建てられたんですよ。

今でも上場企業にお勤めのご家庭など、上品な感じの方たちが沢山住んでいます。

駅前も一通り揃う程度のショッピング施設や飲食店がありますし、このあたりから緑も増えてきますので落ち着いて暮らすこともできますね。

ただし、坂道が多くなっていますので、駅から離れた所に住むには電動自転車があった方が良いかもしれません。

ここより南のエリアはファミリー層が中心となってきます。

鷺沼・たまプラーザ・あざみ野

川崎横浜ニュータウンエリア

鷺沼あたりから次第にこの田園都市線沿線の宅地開発の歴史を肌で感じることができると思います。

駅を出てあたりを見回すと、大地を切り開いたように広がる住宅地の人工的な光景がそれを物語ります。

駅前には中規模のショッピング施設やチェーン店舗のファストフード店や飲食店が軒を連ねる光景です。

ニュータウン生活に慣れている方、そしてその生活を続けたい方にはこのエリアはすんなり馴染めると思います。

 

たまプラーザからは横浜市青葉区となります。

あざみ野では横浜市営地下鉄ブルーラインに乗り換えることも出来るので、横浜方面や湘南方面にもアクセスしやすいですよ!

 

江田・市が尾・藤が丘・青葉台

横浜奥地開拓の礎

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横浜といっても、あの港町のイメージは全くないのがこのエリアの特徴です。
青葉台はこの4駅の中で一番栄えている駅なので、買い物施設も飲食店にも困ることはありません。

また、バス路線網が発達しているので駅からバスをうまく利用すれば結構お安くて条件の良い物件に巡り会うことができますよ。

ファミリー層で便利で安く田園都市線沿線に住みたい方にはおすすめです。

田奈・長津田

横浜内陸片田舎

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ここまで南下すると山林の雰囲気が広がるのどかな光景となります。

もちろん住宅街ではありますが、昔からの農家もポツリポツリと目に入ります。

長津田ではJR横浜線にも乗り換えできますので、新横浜や横浜駅には便利です。

さらに、東急こどもの国線という夢と希望に満ちた路線が伸びていますが、こちらはこどもの国という動物園と遊園地一体型のテーマパーク行きの小さな路線です。

勤務先が横浜方面で、小さいお子さんがいるならば、このエリアは環境も良いですし通勤も比較的楽なのでおすすめですね。

つくし野・すずかけ台・南町田

突如あらわれた東京都エリア!?

さて、多摩川を渡ったらそこは神奈川県かと思いきや、なんとここから3駅は東京都町田市となります。

町田市は南に大きく突き出しているので神奈川県エリアに大きくなる切り込んでいるんです。

その部分がこちら3駅です。

街の雰囲気は長津田や田奈ほどののどかさは有りませんが、自然がほどよく混ざり合ったニュータウンの雰囲気です。

南町田には駅前にクランベリーパークという大きなアウトレットタウンがありますよ。

東京都民にこだわって田園都市線沿線に安く住みたい方には格好の場所です。

つきみ野・中央林間

神奈川県中央の林間学校

田園都市線の終点が神奈川県大和市の中央林間です。

中央林間については小田急線のページをご覧いただければと思います。

ちなみにとなりのつきみ野も大和市です。

中央林間から小田急線で新宿に向かうか、田園都市線で渋谷に向かうか、いずれにしてもその道のりは結構大変ですね。

まあ、田園都市線の中央林間なら始発なので座って行けますが、朝の座席争奪戦は結構熾烈なのであまり張り切りすぎないでください。

住む場所としては、平和でのどかな庶民派の住宅街なので、ファミリー層が都会の喧騒を逃れてゆったりと生活するにはおすすめです。

 

無計画な開発の犠牲だなんて言わせない!

確かにこれはあの時代の負の遺産かも知れません。
しかし、あの時代もまた日本史の1ページなのです。

戦後の焼け跡からの奇跡的な復興、そしてわずか三十年余りで世界経済の主役にまで上り詰めた日本。

必死でした。とにかく必死でした。

必死という言葉を日本国民一体となって具現化したと言っても過言ではないでしょう。

そこまでの極限状態で何もかも完璧にこなせると思いますか?

 

敗戦、復興、栄華、そして衰退・・・

或いは、私たちの上の世代が必死に築いてきた戦後の繁栄のうえに胡坐をかいてきた我々世代へ、警鐘を鳴らしているのが田園都市線なのかもしれません。

今が衰退期であるものか!

歯を食いしばってこれから更に上昇気流に乗るべく田園都市線は大いなるエネルギーを今!チャージしているのです!

 

まだまだここからだ!

行くぞ!東急田園都市線!

 

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